こんにちは。翡翠です。
突然ですが、声優を目指している方は、声優になったら何をしたいですか?
そりゃあ声優だろうって思われるかもしれませんが、ではどんな声優になりたいでしょうか?
どんなことでもやりたい!とやる気満々な人も多いでしょう。
でもそれでは漠然としすぎています。
そしてそんな器用な人はそんなに多くないのではないでしょうか。
なんでもやるぞ!と燃える事はとてもいいです。応援します。
でもそれではアピール力に欠けます。
ちょっと話が飛躍しますが、養成所から事務所に所属を目指した時、それだけでは審査員の目には留まりません。「どういう役が出来るのか」「どんな役が得意なのか」など方向性を明確にしておくと後々チャンスが来た時、自信を持ってアピールできます。
とは言っても、そんなにはっきりと自分がどんな役に向いているのか、どんな役が得意なのかわからないという人も少なくないと思います。そういう人は、自分と向き合って客観的に考えてみたり、たくさん映画やドラマやアニメでも良いです。作品をたくさん見て、キャラクターを研究してみるとどんな役が得意なのかが見えてくると思います。
ちなみに、自分と向き合うことでオーディションなどに必要不可欠な自己PRも明確になりますし、色々な作品を見て研究することで自分の芝居の引き出しも増えるので、オススメです。
そして方向性がなぜ大事なのかといいますと、「何でもやります」と言われると、先ほども言いましたが漠然としすぎています。そして、アピール力に欠ける。
それだけではなく、事務所の審査員に商品として見てもらえません。
事務所にとって、声優は商品です。
商品に価値がなければ、仕事のオファーも来ないわけです。仕事のオファーがないということは、その事務所も商売ですから、儲けが出ません。
売れない商品なんて、誰も仕入れたりしませんよね。
そして注意していただきたいのは、自分の方向性を出したからと言って、必ずしも事務所が引き取ってくれるわけではないです。
その事務所に同じような方向性の人がたくさんいれば、もう必要ないですし、自分よりも商品価値の高い人が他にいればそちらを優先します。
でも、方向性が決まっていれば、自分をアピールする力も強くなりますし、審査員の目に留まることも増えてくると思います。
そうすればチャンスも増えるのです。
自分のチャンスを増やして掴むためにも、まず第一歩として自分はどんな方向性でいくか、考えてみてください。