声優になるために普段から声を張るトレーニングをしよう!

こんにちは。フリーのボイスアクター、みかんと申します。

いつもご覧いただきありがとうございます。

 

今回は「声を張る」ことの意味と方法を考えてみましょう。

 

昨日、閉店間際のコーヒーショップに行ったんですよね。

閉店時間を知らずに行くと、閉店5分前で、

ほとんどの店員が掃除や整頓をしていて、カウンターにいませんでした。

他に行こうと思い、気を取り直した時、

若い女の子が、1人「すいませーん」とカウンターに来て、声を出しました。

 

か細い、小さな声です。

誰も反応しませんでした。

聞こえていないようです。

 

「すいませーん」

店員さんのほうを見て、もう一度、呼びかけました。

同じく、か細い声です。

目線に気づくだろうと期待しているようですが、

誰も反応しません。

 

この間に1分以上たっています。

私が見かねて、「カウンターにいらっしゃいますよ」

と声をかけて退出したのですが、

こんな人もいるんだなぁ、ということを思いました。

 

声を張る、ということは、

社会生活においては必要なことだと思います。

人に自分の気持ちを伝えることだからです。

人に気づいてもらう、というのは

個人的に「気づいてほしい」「気づいてあげる」

というやさしい関係の中では通用しますが、

人に気づいてもらうまで、自分の意見が言えないのなら、

あなたの意見はないとみなされても仕方ないと思います。

 

むしろ、やる気がないとか、

自分に批判的だから声を出さないで、

自分を不快にしている、などととらえられても不思議ではありません。

 

日本の学校教育では、自分で手を上げて

意見を言うという機会があまりありません。

 

自分で意見を言わなくても、

場が動いていき、

意見を求められたら言えばいい、というのは、

役者の世界ではとても物足りないことです。

 

役者は人が好きで、人との偶然の出来事を楽しんでいます。

 

声を張りましょう。

自分の意見を言いましょう。

 

意見を言おうとしていることを、

気に入ってくれる方は結構いらっしゃいますよ。

 

声をはるにはどうしたらいいのでしょうか?

 

まず前を見ましょう。

下を向いていると、声が出ません。

 

次に、胸を張りましょう。

やっぱり、猫背では気持ちもしゃんとしません。

しゃんとするのは、身体から。

姿勢をよくしましょう。

 

定期的に声を出しましょう。

私は海外生活が長かったので、

日本にいて思うことは、

「大爆笑したり、奇声を発したりすることが少ない」ということ。

いわば、「自己解放の機会が少ない」ということでしょうか。

定期的に大きな声を出すと、

いつでも出せるようになるし、

気分がすっきりします。

 

逆に、声を出していないと、

出し方を忘れて、

本当に出せなくなってしまいます。

 

芝居のトレーニングでも、

声出しのためだけでなく、

表現の上達のために、

即興で何かやったりしますよ

 

好きな時に声を出したり、

歌ったり、

日々トレーニングしてみましょう。

自分が成長するために、

普段から、何かやってみましょうね。

 

 

 

声優としての活躍を夢見ていきましょう!

夢を見て努力したことは、あなたを裏切りませんよ。

今日も良い一日を祈っています。

 

みかん